2019年の振り返り、そして、2020年

さて、28日土曜日で中央競馬も終了し、2019年も終わりです。

今年もいろいろなことがありました。

マルーンベルズ新馬勝ち(19年2月2日)


マルーンベルズ(社台TC、40口ファンド)、最初の出資馬アスペンアベニューの全妹、そして、初めての馬名採用した思い入れのある馬です。
事前の調教も普通で「使いながら」という感じでしたが、2月2日の新馬戦で見事新馬勝ち!うれしかったです。
が、やはり、この母系、アスペンアベニューもそうなのですが、足元が弱いこともあり、3月のフラワーカップ13位のあと、離脱。
結局、左後肢の遠位種子骨部分の骨折で10月に引退。お疲れ様でした。

ルガールカルム桜花賞出走(19年4月7日)


ルガールカルム(サンデーR、40口ファンド)、3月10日のアネモネS(L)で快勝、桜花賞への優先出走権をゲットしました。
ファンド・共有いずれもクラシック出走は初めての経験、残念ながら18位としんがり負けでした。
その後、ルガールカルムは休養を経て、秋に復活、秋風S、奥多摩S、立志Sとなかなか勝ちきれない状況。現状打破が必要そうです。

ムニアイン引退(19年5月11日)


JRA馬主免許を取得(17年7月)して最初に出資したのがムニアイン(社台GO)です。父キングヘイロー、母父スペシャルウィークという往年のファンにはたまらない血統で、18年9月にデビュー。
勝利こそなかったのですが、確実に馬券・掲示板に絡んでいて、そろそろ未勝利も脱出できるかとおもった5月11日に右前脚膝の板状(ばんじょう)骨折が判明、競走能力喪失の診断を受けて引退。本当に残念です。

サイレントクララ2歳未勝利勝利(19年6月16日)


初めてのLEX-PRO出資のサイレントクララ、デビューが3月23日と遅くて大丈夫かと心配していましたが、3回使って良化して6月6日 阪神3歳未勝利戦で勝利。
はじめての共有馬での勝利となりました。が、その後、1勝クラスで低迷、現状、島上牧場で休養中です。

地方馬主デビュー(19年7月~)


馬がつないだ縁をいただきまして地方競馬で代表馬主デビューをさせていただきました。大井ではアロンジェ(辻野厩舎)、園田ではリリープリンセス(南厩舎)です。
私淑する馬主の小林祥晃さんは、地方は公立校、中央は私立校と例えておられましたが、まさにその通りだと思います。
費用という点では違いはありますが、競馬に対する真摯な気持ち、これは公立校・私立校、関係ないですね。
これからも予算の許せる範囲で地方・中央いずれも出走できればと思います。

セプテンバーセールでヌーヴェルレーヌ18を落札(19年9月18日)


サマーセールなどでナムラタイタンなどを輩出した野坂牧場に注目、代表の野坂のひたむきな姿勢にも惹かれて、いつかセリで落としたいと思いました。
で、9月18日のセプテンバーセールでヌーヴェルレーヌ18を落札、初めてのセリで落札しました。
12月初旬時点では馬体重426kg程度と小柄ですが、なんとかデビューできればと思います。。

ミュアウッズ新馬勝ち(19年12月8日)


18年7月の牧場ツアー時での馬体重が540㎏、ノーザンFの方も「こんな大きいの初めて」と言わしめたカリフォルニアネクター17あらためミュアウッズ(社台GO)、HPでの更新のたびに馬体重600㎏越えて、「これ本当に大丈夫か?」と何度も思いましたが、『大型馬だけど動きが良い』(石橋脩騎手のコメント)という稀有な持ち味で新馬戦を圧勝。久しぶりの口取り&社台GO初勝利で嬉しいひと時でした!

さて、2020年

さて、2020年、とくに何勝、獲得賞金xxx万という目標があるわけでもなく、どの馬も無事に元気に走ってもらえれば、それでよいのですが、来年の愉しみを上げておきます。

3歳馬:イマジナリーラインデビュー


イマジナリーライン(18年募集、社台TC)、もともとはアーリーアメリカン17に出資したのですが、出資3か月後の10月、夜間放牧中に左臀部に重度の筋肉損傷となり運用を断念。かわって、5月生まれで牧場ツアー時はあまり見栄えのしなかったウォートルベリー17が秋にかけて良化しているようにみえたので、出資しました。2020年、第1回中山開催でデビュー予定です。

2歳馬:ヌーヴェルレーヌ18デビュー予定


来年では、やはり、これが一番大きいです。はじめてセリで落札して、尊敬する小笠先生に預託をお願いし、現在は田口トレーニングファームで育成中です。
ヌーヴェルレーヌ18、競走馬として命を与えられた以上、無事に走ってほしい、ただこれだけです。

ケンタッキーダービー


2020年5月2日、ケンタッキーダービーに参加予定です。日本の競馬をいろいろな角度から見てみようと、来年はケンタッキーダービーいきます。いまから愉しみです。

2019年の振り返り、2020年のデビュー、いろいろありました。やはり、競走馬である以上、思うように走ってくれないですし、引退という突然の別れもありました。でも、いろいろあわせても、競馬を愛する、そして競馬サークルをかけがいのないと思う気持ちは2019年変わらなかったと思います、2020年、同じようにいろいろ大変なこともあると思いますが、この気持ちはキープしたいと思います。来年もよろしくお願いします。


ヌーヴェルレーヌ18(19年12月6日 田口トレーニングファーム)

「ザ・ロイヤルファミリー」 馬主・マネージャーと馬が紡ぐ物語

「優駿11月号」の新刊紹介に掲載されていて、気になっていたので、読みました。
500ページもある大作ですが、読みやすくて、サクッと読めました。

一言で言えば、馬主・マネージャーと馬の物語です。

以前、何かの機会に、ストーリーを説明する場合は、縦の糸と横の糸をキチンと考えるべしということを習った記憶があるのですが、この本では縦と横がキチンとしています。

縦の糸は、馬です。主人公である来栖が親友に連れられて競馬場で中山金杯を勝ったロイヤルダンス、ロイヤルホープ、そして、ロイヤルファミリー、主役はあくまでも馬です。

横の糸は、馬主そしてマネージャーです。競馬小説の金字塔は宮本輝「優駿」であることは衆目一致するところですが、優駿の場合、牧場・馬主・騎手、それぞれの立場を描いています。で、この本では、あくまでも主役は馬主そして小説の語り手であるマネージャーです。とくに、マネージャーである来栖が、馬の継承、馬主の継承、2つの継承に欠かせない存在になっています。馬係ともいわれるマネージャーですが、そのマネージャーにスポットライトを当てるのは素晴らしいと思います。くわえて、第1部の主人公ともいえる山王耕造をして「馬を見る力のない俺は、人間に賭けるしかないんだよ。それだけのことだ」(p90)というように、毀誉褒貶はあるものの、馬主・マネージャーを中心に牧場、調教師、騎手、騎手、魅力的な「人間」が集まります。

そして、縦の糸と横の糸が紡ぐ物語は、継承だと思う。語り手の来栖はこう語ります。

過去から受け継いだバトンを、次の世代に引き継いでいく。馬たちの血の継承を陰ひなたで支えているのは、たとえその原動力が目も当てられない自己顕示欲であったとしても、馬主のみなさまであることに変わりありません。(p291)

馬の継承、そして、馬主の継承、こうしたバトンをつなぐ馬主家族とそのマネージャーの物語です。

基本的には実在しない名前、馬なので、定義としては「フィクション」です、ただ、たとえば、現役時代にG1を7つ獲得、種牡馬としても大成功した「ディクスアイ」→これはディープインパクト、7月初旬に行われる豪華絢爛なセレクタリアセール → セレクトセール、 北海道苫小牧市にある大手牧場「北稜ファーム」→社台ファーム、と、現実に存在するノンフィクションをモデルにしています。おそらく、馬主についても、取材された馬主をモデルにしているんでしょうね。ちなみに、実名で登場するのは、JRA、中山馬主協会あたりです。JRAならびに職員の方はとても好意的に描かれています。自分の所属する東京馬主協会でなく中山馬主協会であることがやや残念(まあ、ダービーじゃなくて有馬なので仕方ないですね)ですが、馬主協会にはこういう使い方があるのか、と発見がありました。

競馬の世界を全く知らないまま読むとちょっと戸惑う(たとえば、「管囲20cm程度の彼らの四肢はあまりにも脆弱です。」(p53)、管囲20cmは一口馬主にはお馴染みのタームですが、何も知らない人にはわからないのでは)、かつ、呼称 薫子さん(p281)、薫子さま(p438)が一致していないなど、やや粗削りのところもありますが、縦の糸と横の糸が紡ぎだす継承の物語は、それを補ってあまりあると思いました。オススメです。そして、自分はとくにマネージャーがいるわけでもなく、継承を考えているわけではないですが、過去から受け継いだバトンを次の世代に渡す、身の丈の範囲でやっていきたいと思いました。

覚悟の競馬論

国枝先生の新著「覚悟の競馬論」を読みました。

アーモンドアイから始まり、これまでの調教師生活、などいろいろと勉強になりました。
そして、このタイトルの「覚悟」は次の2点と読みました。

1.栗東と美浦の東西格差
 東西格差の要因は、1.立地の違い:競馬場に滞在する滞在競馬から当日輸送に代わっており、輸送の面では栗東が有利、2.調教施設の違い:栗東トレセンの山の斜面を利用した坂路の設置。
 調教師の免許は東西限らず同じ条件で与えられるにもかかわらず、現状では、栗東が立地、施設で優位にあり、フェアでないという主張は最もだと思います。
 免許が同じであれば、国枝師が指摘するように馬房も調教師が栗東と美浦、それぞれ持つのもアリかもしれないですね。
 日本は江戸時代から江戸と大阪が東と西の中心であり、それぞれが切磋琢磨するという流れがありましたが、21世紀になって、この流れはだいぶ緩くなった気がします、というわけで、東西にこだわる必要もないかもしれないです。
 

2.除外馬問題
 除外馬が増えた理由は、中央競馬の馬が増えているわりには、レース数は変わらないこと。約20年前の1997年の出走実頭数は7600頭、一方、2018年の出頭実頭数は約1万1400頭、約6割増えています。この増えた3800頭は本来は地方競馬の資源であったと指摘します。
 除外馬問題は本当に痛感しています、JRAも3アウトルール(新馬・未勝利で3走連続して9着以下の場合、2か月出走停止)を導入するなど玉石混交状態を抑制する施策をとっていますが、これは東西格差同様根が深い問題ですね。
 個人的には、地方競馬の振興はもとより、ハードルは高いとおもいますが、レース数を増やす努力も検討していただければと思います。

いずれにしても、日本の競馬界をさらに発展させたいという思いから、国枝師の「覚悟」があると思います。そして、そこからよりよく改善する議論が活発になることは素晴らしいことだと思いました。

ルガールカルム 桜花賞へ

一口、共有、いずれもはじめて自分の出資馬のルガールカルムがクラシック初戦桜花賞に出走します。

来週4月7日(日)阪神11R・桜花賞(G1・芝1600m)に登録しています。このレースはフルゲート18頭に対して、28頭の登録があります。本馬は優先出走権を有しており、除外の心配はありません。なお、鞍上は三浦騎手を予定しています。本馬は明後日3月27日(水)美浦TCに帰厩予定です。

まあ、正直言って、強豪ぞろいだと思います。ただ、いままでの傾向だと、スタートで出遅れず、自分のペースでいければ、十分勝機があると思います。三浦騎手に期待です!

さて、ルガールカルムから自分はいろいろ学びました。いろいろあるのですが、次のドラフトという点では、厩舎を上げたいです。

ルガールカルムもノーザンファームで外厩であるノーザンファーム天栄がメインです。外厩がメインなので、厩舎はそれほど関係ないのではと自分は思ってました。ただ、ルガールカルムに関しては、田村先生の強い思いが大きいと思います。

この思いを掘り下げると「同じ景色を見た」ということだと思ってます。

田村先生は、ルガールカルムをかつて自身が手掛けて、NHKマイルを制したメジャーエンブレムと「同じ景色」だったのだと自分は思います。

自分がこの思いを強くしたのは、ルガールカルムは、18年9月22日の新馬戦で圧勝したあと、次の11月25日ベコニア賞(500万条件)で6着と大敗しました。新馬戦で強くても、この大敗であれば、クラシックに進むのではなく、自己条件でコツコツやるという選択肢もあったはずです。

もちろん、クラブの意向もあるとは思いますが、田村先生は、ルガールカルムにメジャーエンブレムと「同じ景色を見た」と思います。

そこから、19年1月12日(土)中山11R・フェアリーS(G3・芝1600m牝馬限定)に投票するも無念の除外、でも、それでもあきらめず、1月26日(土)東京・クロッカスS(L・芝1400m)で自分はほぼ勝ったと思っている2位、そして、3月10日(日)中山・アネモネS(L・芝1600m牝馬限定・桜花賞トライアル)で優勝、桜花賞の切符を手に入れました。

さて、桜花賞がどうなるかわかりません、無事に走ってくれることを祈るのみです。でも、ここまで駒をすすめることができたのは、やはり、田村先生の「同じ景色を見た」ということが大きいと思うのです。というわけで、そろそろ2019年のドラフトも近づいてますね、できれば、「同じ景色を見た」先生の馬に出資することを検討したいです。

一口クラブと種牡馬

 社台グループの会報誌「Thoroughbred」12月号で吉田照哉さんの巻頭言になるほどと思いました。

 それはこう始まります。

いい種牡馬が手に入ったらクラブを立ち上げよう、吉田善哉はつねづね口にしていました。そして各地で産駒が高評価をうけ、ノーザンテーストへの自信が確信にかわろうとしたときに設立されたのが社台サラブレッドクラブです。1980年のことでした。

 たった2行ですが、いろいろ思うことがありました。40年前の話ですが、温故知新ですね。自分は社台以外にもいくつかのクラブに出資した経験もありますが、結果はいまひとつでした。やはり、その要因の一つが、「種牡馬」だと思います。たしかに、繁殖牝馬も重要ですが、それ以上に、日本の馬場に適合し、かつ、繁殖牝馬と相性の良い「種牡馬」、これは強調してもしきれないくらい大事なポイントかと。まあ、タラレバですが、ロードカナロア、キタサンブラック、社台スタリオンではなく、クラブ専用種牡馬にしたら、また、違う世界になったかもしれないですね。

 キャロットのように「Our Blood」というコンセプトのもとに繁殖牝馬にフォーカスするクラブもアリですが、やはり、それはノーザンファーム・社台スタリオンというバックがあるから成立する気もします。逆に、社台以外のクラブは、やはり、この「種牡馬」が差別化できていない気もします。

 だいぶ前の話ですが、宮本輝「優駿」も主人公の一人である和具平八郎が会社をリタイアしてクラブを立ち上げようとした動機も愛馬オラシオンがダービーに勝って種牡馬としてイケると思ったからでしたよね。というわけで、最近は新規クラブへの入会は足が遠のいていますが、「種牡馬」をコンセプトにするクラブ、これにはチャレンジしてみたいと思います。意外とゲームチェンジャーになるのかもしれないですね。

キャロットドラフト2018開幕

さて、キャロットの価格が発表されて、2018年のドラフトも最終段階ですね。

で、ドラフトって何だろう、って考えてみました。

野球とかスポーツのドラフトはシンプルですよね。
目的はゲームに勝つこと、リーグで優勝すること、そのために、足りない戦力を補強する。

一口を含む馬主にとって、この目的を決めるのは結構難しいのではないでしょうか。

自分が思いつく範囲では、馬主にはいくつかの目的はありますよね。

1.儲けたい → これは当たり前ですよね。基本はおカネを出して、そのリターンを求めているわけで。そうなると、1.できるだけ安い馬に出資する、もしくは、2.重賞・G1が高い確率で取れそうな馬に出資する、あたりでしょか。

2.ダービーに勝ちたい → セレクトセールで超良血馬を買うんでしょうかね。「必勝法」がないので、これはレベルが高い目的ですよね。

3.好きな馬・血統・牧場・騎手等を応援したい → 馬主活動が純粋な投資であるとしたら、リターンも高いですが、不確定要素が高すぎますよね(金融の用語ではボラティリティが高い)。むしろ、応援したいという目的もあるのではないかと。

自分はいえば、1と3の間ですかね。まだ実現してはいないのですが、いつか種牡馬となる牡馬に出資して、出資した牝系につけて、走らせるみたいなことができたらなあと思っています。

まあ、これは人それぞれ、それぞれの愉しみがあっていいのかなと。

というわけで、キャロットドラフト、社台では牝馬(カリフォルニアネクターの17、アーリーアメリカンの17)だったので、愛着のある牝系にくわえて、牡馬を狙ってみたいと思います。

キューの17
アヴェンチェラの17
パロネスサッチャーの17

あたりが候補です。ツアーにも参加予定で、しっかり見て判断したいと思います。

欽ちゃんの競馬珍道中

 東京馬主協会の会員誌に欽ちゃんこと萩本欽一さんのエッセイ「欽ちゃんの競馬珍道中」に感じるところがありました。

欽ちゃんは、馬主になって47年、重賞を勝ったこともある息の長い馬主です。で、馬主を続けている理由は、馬と仕事が反比例するからという。馬が走らないときは仕事がうまくいって、番組が終わったりすると馬が走り出すという。これありますよね。そして、こう指摘します。

いまの競馬はむかしと違って、走る馬と走らない馬の線がきっかりとひかれてしまった。野球にたとえれば、世界を目指す大きなグループが一軍ならば、小さな競馬物語をやっている馬主は二軍。ぼくは馬主のなかのどん尻選手で、競馬の独立リーグといったところ。でも、気分がよくて、楽しくて、仕事の運も与えてくれる。こんなにすばらしい馬主物語はないと、ぼくは思っている。

いやはや何とも欽ちゃんらしい表現ですね。

セレクトセールで1頭1億越えとか、世界を目指す一軍はやっぱりありますよね。でも、そんな一軍だけが馬主の愉しみではなくて、二軍でも独立リーグでも楽しみはあります。そして、たまに二軍、独立リーグからも大出世する馬もあります。自分も独立リーグですが、独立リーグを楽しみたいですね。

さて、今週はキャロット2頭が出走します。未勝利でだいぶあとがなくなってきました。
ヴォレダンルシエルは、ミルコ・デムーロ騎手乗り替わりで、未勝利脱却なるか。

ヴォレダンルシエル(牝)  新潟3R 3歳未勝利・牝馬限定・ダ1800m M.デムーロ騎手
ヘヴンリーブライド(牝)  小倉3R 3歳未勝利・芝1200m 荻野極騎手

社台ドラフト2018注目馬 キトゥンズダンプリングスの17

春の訪れとともに、募集馬が公表され、先週、募集馬の価格発表、6月の牧場見学とこの時期は社台ドラフトのシーズンですね。

今年というか例年そうですが、高いですね。ディープ産駒が普通に1億円越えと、ちょっと手が届きません。。。

どれを指名しようか検討中ですが、ちょっと面白そうとおもっているのが、社台TC キトゥンズダンプリングスの17 です。

血統を愛する血統マニアにとっては、実に興味深いですね。

まず、母は、キトゥンズダンプリングス、母の父は、キトゥンズジョイ。キトゥンズジョイ下のリンクがまとまってますね。2013年北米リーディングサイヤーで、芝に強い種牡馬です。

代表産駒は、日本では何といってもジャンダルムで、日本であまり成果がでていないサドラーズウェルズ系にサンデーサイレンス産駒の母ビリーブをかけてます。

このジャンダルム、キトゥンズジョイ産駒の今後を占う上でも5月27日の日本ダービーに注目したいですね。とくに府中の4コーナーあとの直線は長いので、どんな競馬ができるか。

http://www.pedigreequery.com/kittens+dumplings

で、父は、言わずと知れたアメリカンファラオ、2015年の三冠馬です。

アメリカンファラオ産駒が日本で走るかといえば、悩ましいですね。父 パイオニアオブザナイルは日本でも走りはじめたばかりで未知数、祖父 エンパイアメーカーは日本での種牡馬になるも、そこそこっていったところでしょうか。それを跳ね除けて3冠馬のアメリカンファラオ産駒がどこまで走るか楽しみですね。まあ、この評価は難しく、価格(5000万、一口125万)もこのあたりを反映しているのかもしれないですね。

個人的には、キトゥンズダンプリングスの17自身がちゃんと走って、さらには、種牡馬として、日本の競馬に新しい血を入れてほしいと思っています。種牡馬になれば、基本はサンデー系につけられるので選択肢はいろいろありますよね。こうした妄想も血統マニアの愉しみでしょう。まあ、札を入れるかどうかは6月まで悩みたいと思います。

世界に広がるサンデーサイレンス系

 自分は中学高校から競馬にハマったタチではなく、社会人になってから参戦、キャリアはまだまだ浅いのですが、そのなかでも、一番、エキサイティングなのが、血統ですね。

 宮本輝の名著「優駿」 の冒頭では、主人公の一人博正が、馬主の娘久美子に対して、ダーレーアラビアンから続くサラブレッドの血統をドラマチックに語るシーンが印象的ですが、親から仔へ連綿と繋がる血統にドラマを感じてしまいます。

 さて、最近読んだ本「血統の教科書」、血統好きにはたまらない一冊です。血統を日本型、米国型、欧州型、その血統にあう主流馬場、反主流馬場の条件を読むことで馬券上手になるという趣旨です。で、これにくわえて、ページを割いて言及されているのが、血統の未来として「サンデーサイレンス系の誕生」(p303)。

 かいつまむと、「血統」は世界を旅をしていて、その旅による交配で、新しい血統が確立すると。で、1940年代はネアルコ(イタリア→イギリス)、1950年代はナスルーラ(イギリス→アメリカ)、1970年代はノーザンダンサー(カナダ→アメリカ、ヨーロッパ、日本)、1980年代後半はミスタープロスペクター(アメリカ→ヨーロッパ)、そして、2010年代後半はサンデーサイレンス(日本→世界へ)。というわけで、日本で生まれたサンデーサイレンス系が世界に飛躍する新たな局面に立ち会っていると。

 その端緒はいくつか現れていますよね。5月5日の英国2000ギニーを勝利したサクソンウォリアー、父はディープインパクト、これだけではなくて、他も出てくるでしょうね。で、こうした流れのなかでどうするか?海外というのは可能性としてはなきにしもあらずですが、ハードル高いですよね。まあ、馬券で応援するのはありかもですね。国内だと、海外でも種牡馬になれそうな血統もしくは繁殖牝馬となりうる牝馬に一口ですが賭けてみる、これもありかなあと。

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ウォーレン・バフェットにみる馬券術

 ウォーレン・バフェットといえば、「投資の神様」として、株式を少しでもやっている方であればご存知かと思います。自分もその昔、証券会社につとめていたとき、彼の見えない資産を読むという考え方に惹かれて、事業の見方、財務諸表の読み方などいろいろ勉強したものです。

さて、先日、「ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉」を読んでいたら、このウォーレン・バフェットと競馬にまつわるエピソードがあり、とても興味深く読みました。自分なりに要約すると、ポイントは2点で、まず、レースに対する心構え。本書は、こう指摘する。

「バフェットは10代前半の頃、競馬場で無許可の予想紙を売るビジネスをしていたことがある。競馬場は、客が損をするまで夢中になって儲けるほど儲かる。実際、客を見ると、一レースだけで帰る人はいなかった。多くの人が勝っても負け続けても賭け続け、結局は損をしていた。
ここからバフェットは、ギャンブルではやめ時が肝心なこと、損しそうなレースには賭けないことを学び、自分の原則にした」(p58)

ま、これは当たり前といえば当たり前ですよね。一回、勝つと次も勝てると思って続けてしまう、負けても次は勝てると思って続けてしまう、これを自制すべしと。

次のポイントは、馬券を当てるにはキチンと分析すべしという

「何も考えないレース参加者が多いほどいい。ジョッキーの勝負服の色をもとに賭ける人間もいれば、誕生日の数字に賭ける人間もいる。要するに、きちんと分析して賭けている人間がいない集団に加わるのが肝心なんだ」
これは、バフェットが競馬の予想を行っていた頃に学んだ教訓の一つだ。(p76)

実際、バフェットは、競馬場で予想紙を発行していたころは、下院議員の父ハワードに頼んで議会図書館から勝馬の予想に関する本を何百冊も借りてもらい、繰り返し読んでいる。(p96)という。

株式投資と競馬、いずれも「これが勝つ」というのが誰にもわからない点は共通していますね、将来がわからないからこそ、常に冷静になり、そして、ちゃんと勉強する、これがウォーレン・バフェットの「競馬の法則」といえるかもしれないです。

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