ワインと一口馬主の楽しみ方

土曜日は、キャロット出資馬フィルムフェストが札幌3歳以上1勝クラスで勝利。

キャロット出資馬が多くない自分にとって久しぶりの勝利になりました。ありがとうございました!

さて、話変わって、もうどれくらい経つか忘れましたが、自分はワインが好きです。

これまでニュージーランドに何度か旅をしたことがあり、クラウディベイがあるマーボロ、日本人醸造家コーヘイさんがいらっしゃるネルソン、そして、南の玄関口クィーンズタウンの手前のセントラルオタゴ、このあたりはソーヴィニヨンブラン(白)、ピノノワール(赤)の上質なブドウが収穫できるところで、かつ、値段もだいたい1本2000円程度ととお手軽で、自分の好みのベースになっている気がします。

が、ワインは、こと値段になると、悪魔的なところがあって、ちょっと良いレストランでフランスのボルドーとかブルゴーニュとかのボトルを頼むと、料理代金よりもワインの代金が高いという場合も多々あります。

で、何で高いかというと、結局は希少性なんですよね。

たとえば、ブルゴーニュのロマネコンティは畑が限られているので、生産量はたしか年間6000本ほど。6000本をめぐって、世界中のワイン愛好家が求めるわけで、それは値段が上がりますよね。さらに当たり年、ヴィンテージだと1本数百万円の世界です。一方、ニュージーランド産は、この畑でしか生産しないというのはあまりなく、結果として、値段もリーズナブルです。

閑話休題、一口馬主もワインに似たところがあるなあ、とふと思いました。

極端な話ですが、ラストクロップとなった2020年のディープインパクト産駒はほんの数頭で、希少性という観点からは、ロマネコンティどころではないですね。まあ、ワインの場合は数十年保管できますが、馬の場合は、せいぜい5年なので、賞味期限は短いですが。

まあ、これって要は楽しみ方で、人それぞれ、好みがあっていいんじゃないかと。

希少性をもとめてディープ産駒を求める、もしもクラブで募集されたらすごい金額になりそうですが、その40分の1、400分の1を楽しむ、どれだけリターンがあるかはわかりませんが、それはそれで一つの楽しみ方で、否定すべきものではないですね。

どちらかといえば、自分はニュージーランド産のワイン、いわゆる、ニューワールドですが、希少性というよりは、お値段が手ごろで、おいしい(=そこそこリターンが見込める)ものですね、もちろん、予算の制約ももちろんあるので。で、ボトル一本(一頭持ち)もあれば、10分の1(オーナーズ)、40分の1、4,500分の1(ファンド)、何かに絞ることなく、その年、その年のヴィンテージを楽しみたいタイプかもしれないです。というわけで、2020年は新種牡馬キタサンブラック産駒(アメリ19、サンデーR)に出資してみました、どんなヴィンテージか楽しみにしたいと思います。

 

 

 

 

 

歩様が硬いとは? ピロコレーヌ近況

初のセリで落札したヌーヴェルレーヌ18あらためピロコレーヌ、現在、千歳田口トレーニングファームで育成中です。

もともと小さい馬体で大丈夫か?と思っていましたが、馬体重は19年10月の417kgから20年6月で458kgまで成長、だいぶ立派になりました。

で、先日、見学された先生から両前膝の「歩様が硬い」というご指摘をいただきました。クラブのコメントにもたまに登場する「歩様が硬い」、素人なりにいろいろ調べて、整理してみました。

1.歩様が硬いとはどういう現象か?

まず、馬を見る上で、自分が参考にしているのが、「馬体は語る 最高に走るサラブレッドの見つけ方」(治郎丸敬之著 主婦の友社)で、馬体を見る基本として、歩様について以下の指摘があります。

歩様の「柔らかさ(滑らかさ)」とは先ほどの体全体を使って大きく歩けていけるかというポイントと重なってきますが、筋肉や鍵や関節が柔らかく、滑らかに歩けているかどうかです。歩くリズムが悪く、カクカクしているように映ったり、ギコギコと声が聞こえてきそうな歩様はよくありませんね。(p107)

2.なぜ、歩様が硬い現象が発生するのか?

もともとの遺伝、すなわち、もとから体質としてカクカク動く硬い場合。もしくは、2歳馬はまだ成長過程にもあり、骨や筋肉が完成していないので、調教によって骨膜(ソエ)*筋肉の疲れ炎症(コズミ)**などにより足の運びが硬くなる→結果として、歩様が硬くなるケースがある。いずれにしても、何か明確な理由があるわけはなさそう。

(*)JRA競馬用語辞典 ソエ http://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w539.html

(**)同 コズミ http://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w73.html

3.歩様が硬いとどんなデメリットがあるのか?

「馬体は語る」で指摘されているように、「体全体を使って大きく歩く」ことが理想で、歩様が硬いと、体全体を使えない傾向がある。これによって、自身の走りの衝撃を受けてしまい、故障・別の疾患につながる場合もある。

というわけで、同世代の2歳新馬は始まっていますが、ピロコレーヌ、デビューはもう少し先になりそうです。走ったけどすぐに故障してしまったら、本末転倒ですしね。デビューまでじっくりとトレーニングを重ねていければと思います。頑張れ!

 

 

ダービーディの記憶 2019年度版

ダービーディの記憶 2019年5月23日(木)

 

たまに競馬の話が面白いのでもっと書いてほしいというリクエストを頂きます。ネタがそうそうあるわけでないので、毎年1回ダービーウィークに書いてます。

さて、今週日曜は令和最初のダービーです。1年前の平成最後のダービー、29年間どうしてもダービーに勝てなかった福永騎手が勝ちました、ウィニングランでのこらえきれない涙にこちらも感動しましたね。福永騎手、もともとは武豊騎手のような馬と一体となった自然な騎乗フォームを真似していましたが、彼に追いつき追い越すには自分の騎乗スタイルを確立しないと思ったそうです。そして、騎乗スタイルを上下に動かす騎乗スタイルに変えて、この結果が巡り廻ってダービー勝利につながったと思います。

もう一つ、「変える」という点でとくに記憶に残ったのが、さきの平成天皇、いまの上皇様のご退位です。最初にニュースになったとき、ご退位が本当にできるのだろうか、世間の反応はこうだったのではないかと思います。でも、上皇様は、国のため、国民のために必要だというご判断があったと思います。断念する道もあったかもしれません、でも、結果的に、この「変える」がいまの令和につながりました。素晴らしいご判断だったと思います。

 この「変える」ことはリーダーシップそのものと思います。で、現状を変えるにはリーダーシップをもって、たとえ反対を押し切っても突き進むことが必要ですよね。この現状を「変える」ことの大事さを福永騎手の騎乗スタイル、上皇様のご退位から学びました。

自分がこよなく愛する詩人寺山修司はこう言ってます「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのだ」、今年のダービーも人生の糧となる学びがあることを楽しみにしています。馬券はサッパリですがw

ダービーディの記憶 2020年版

FBに毎年ダービーの際の思い出を書いているのですが、あとで、振り返るのが大変なので、こちらにもアップします。

 

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たまに競馬の話が面白いのでもっと書いてくれ、というリクエストをいただきますが、そんなにたくさんネタもないので、毎年ダービーの週に書いています。今年で4年目です。馬券は考え過ぎて外れるので書きません。ま、これをきっかけに少しでも競馬の裾野が広がってくれればといいなあと。

さて、明日5月31日は日本ダービーです。競馬ファンにとって、ダービーは特別な日、3歳の頂点を決めるレースで、それは高校野球甲子園決勝と言えるかもしれません。で、その昔、ダービーの週の平日に東京競馬場付近を訪ねる機会があったのですが、平日にも関わらず、すごい行列ができていて、ビックリした記憶があります。べつにテレビで観戦すればいいのに、なんで、平日から並ぶのかと。

たしか2年くらい前のNHKのドキュメンタリー番組「ドキュメント72時間 日本ダービー大行列」でその謎が解けました。何日も前から並ぶ目的は、もちろんダービーをベストポジションで観戦するための「陣取り」ですが、単に「陣取り」だけではなく、一緒に並んだ亡き妻との思い出を偲ぶために並ぶ、病気がちで自分の健康を確かめるために並ぶ、並んだ仲間同士で盛り上がる、など、一人一人に「並ぶ」ストーリーがあり、それは目から鱗でした。

 こうしたダービーに並ぶのは、花見に並ぶのに似ているかもしれませんね。花見も単に「花を見る」のではなく、気の置けない仲間と食べて飲んで語って旧交を温める、社員同士で語り合う、その1年に1回の体験が、かけがえのない体験なのだと思います。

残念ながら、今年はコロナ禍の影響により、3月から無観客競馬が続き、ダービーも無観客、並ぶことはできません。今年、花見ができなかったことと同じですよね。でも、今年花見ができなかったからといって、今後も花見がなくなるわけではないように、今年のダービーは無観客ですが、来年、もしくは、再来年、いつかダービーが戻ってくることを心待ちにしています。

もちろんネットで観戦するのもありですが、10万人近い観客が一体化する現地観戦の一体感は格別です。まあ、ミーティングとか飲み会は今後もオンラインが主流になるかもしれないですが、その対極として一体感を味わえるオフラインの価値も高まるのではないかとも思います。

最後にもう一つ。 以前、中央競馬馬主免許を取得したことご報告したと思いますが、ご縁がありまして所有馬が今年デビュー予定です。馬名は、ピロコレーヌ、ウチの奥さんの愛称+レーヌ(女王)です。美浦小笠厩舎で順調にいけば秋くらいにデビュー予定です。今は夢見る時期です、ピロコ女王の走りを楽しみにしています笑

今年の1歳セールに思う

さて、社台ドラフトと並んで、昨年から取り組みを開始したのがセリです。

もちろん、セレクトセールのような安くて2~3000万円という世界はどうあがいても手が届きませんが、1歳セールの8月に開催されるサマーセール、9月のセプテンバーセール、10月のオータムセール、このあたりは価格にもよりますが、何とか手が届く範囲で、昨年はセプテンバーセールでヌーヴェルレーヌ18を落札しました。今年以降も機会があれば落札したいと思っています。

で、このセリ、去年と今年で大きく景色が変わりました。今年は、2歳馬のJRAブリーズアップセールはメール入札、北海道トレーニングセールは中止・一部サラブレッドオークション。そして、6月5日の千葉セリもサラブレッドオークションでの実施が決定、1歳馬のセレクションセール、サマーセール、セプテンバーセール、オータムセールも通常セリかオンラインセリかを検討するようです。

まず、個人的には、オンラインのセリは賛成です。とくに、1歳馬のセリ会場は静内で、千歳から2時間、セリ時には無料バスもありますが、やはり、札幌とくらべて会場までの道のりが長い、かつ、日程もサマーセールの場合は4日と長いので、これをオンラインでできるようになれば、会場にいく必要はないですし、静内までいけない購買者のすそ野を広げる点ではよいと思います。

ただ、社台ドラフト&2歳セールと1歳セールのちがいは、前者の場合、原則、厩舎とセットになっていますが、後者の場合、厩舎&育成牧場を探して決める点にあると思います。とくに、近年、中央も預託がタイト、地方も一杯というケースが多くあり、自分のような弱小馬主にとって、預託先が見つかるか、ここがハードルと認識しています。自分があまり頭数を増やさず、身の丈でやるのもこれが理由でもあります。ということで、1歳セールの場合、単に買えば終わりではなく、厩舎・育成先まで決めて、みんながハッピーになることを目指す知的ゲームと言えるかもしれません。

で、今年の1歳セールはどうするか? 月並みですが、やはり、コミュニケーションなんだと思います。物理的なセリの場合、一度会して話し合うことができますが、オンラインではできないので、マメにコミュニケーションをする、これに尽きるのではないでしょうか。今年の1歳セール、新しいスタイルでの出会いを楽しみにしたいと思います。

 

 

親子3代馬主80年

Stay Homeということもあり、家にいながら本を読む時間も増えました。

で、そのなかで読んだのが「親子3代馬主80年」(中村勝五郎著)です。

こういう本、一昔前では神保町の古本屋で探さないとお目にかかれない本ですが、最近だとAmazonでクリックするだけ、便利な世の中になりました。

著者である3代目中村勝五郎氏は、たしか、山口瞳のエッセイにたまに登場して、いつも馬券を買わない中山競馬場の大物馬主という印象でした。

もとをたどると中村勝五郎家は、中山競馬場周辺の名家であり、いまから100年前の大正9年(1920年)に誕生した中山競馬倶楽部、さらにはその前の総武競馬会から代々馬主をされておられる方。4代目の勝彦氏も継続しておられるようで、本書は昭和59年(1984年)、そこから現在までとなると100年以上になるのでしょうか、100年も継続して馬主という事業をされている、素晴らしいと思います。

で、3代目勝五郎氏、馬主になったのが昭和の初めで、戦前は各競馬場の競馬は倶楽部組織によって運営されていたという。そして、その入会は厳しいものだったらしく

ご存知のように戦前の競馬は各倶楽部組織によって運営されていた。

横浜の日本レース倶楽部、東京競馬倶楽部、中山、京都、阪神、札幌、函館、福島、新潟、小倉、宮崎の各倶楽部があったのだが、この倶楽部の入会資格がなかなか厳しいものだった。

人格、識見、社会的地位の資格条件を満たさなければいけないと規約にうたっているが、そのほかに調教師、騎手など厩舎関係者とのつきあい、競馬関係者から競馬のためになる人間と認められてはじめて賛助会員となり、数年をかけて正式に入会を認められるというものだった。(同書p53)

 

こうした倶楽部から大きく変わったのは、太平洋戦争後、昭和21年秋、東京・京都で競馬が再開、主催は倶楽部を束ねた日本競馬会。しかし、当時のGHQが、この形態を「独占的」としてアンチトラスト扱いをする。この根拠は、「日本では賭博は刑法で禁じられている。これがために特別に競馬法を作って行っているのだから、日本競馬会は私的な独占団体ではない」(p81)というロジックを振りかざすものの、GHQもなかなか折れないなかで、著者の父である二代目勝五郎氏が競馬を健全に発展させるためには民営化でなくてはならいという強い意志のもと、「民間移管とその形態は日本放送協会のような特殊法人が適当」という主張が通り、昭和29年、中央競馬会法案が成立、いまの運営となりました。

今は、新型コロナウィルス拡大感染防止の影響で無観客競馬が続いていますが、たとえ、無観客であっても、競馬が開催できているのはこうした偉大な先人のおかげであり、改めて感謝をしたいと思います。

 

2019年の振り返り、そして、2020年

さて、28日土曜日で中央競馬も終了し、2019年も終わりです。

今年もいろいろなことがありました。

マルーンベルズ新馬勝ち(19年2月2日)


マルーンベルズ(社台TC、40口ファンド)、最初の出資馬アスペンアベニューの全妹、そして、初めての馬名採用した思い入れのある馬です。
事前の調教も普通で「使いながら」という感じでしたが、2月2日の新馬戦で見事新馬勝ち!うれしかったです。
が、やはり、この母系、アスペンアベニューもそうなのですが、足元が弱いこともあり、3月のフラワーカップ13位のあと、離脱。
結局、左後肢の遠位種子骨部分の骨折で10月に引退。お疲れ様でした。

ルガールカルム桜花賞出走(19年4月7日)


ルガールカルム(サンデーR、40口ファンド)、3月10日のアネモネS(L)で快勝、桜花賞への優先出走権をゲットしました。
ファンド・共有いずれもクラシック出走は初めての経験、残念ながら18位としんがり負けでした。
その後、ルガールカルムは休養を経て、秋に復活、秋風S、奥多摩S、立志Sとなかなか勝ちきれない状況。現状打破が必要そうです。

ムニアイン引退(19年5月11日)


JRA馬主免許を取得(17年7月)して最初に出資したのがムニアイン(社台GO)です。父キングヘイロー、母父スペシャルウィークという往年のファンにはたまらない血統で、18年9月にデビュー。
勝利こそなかったのですが、確実に馬券・掲示板に絡んでいて、そろそろ未勝利も脱出できるかとおもった5月11日に右前脚膝の板状(ばんじょう)骨折が判明、競走能力喪失の診断を受けて引退。本当に残念です。

サイレントクララ2歳未勝利勝利(19年6月16日)


初めてのLEX-PRO出資のサイレントクララ、デビューが3月23日と遅くて大丈夫かと心配していましたが、3回使って良化して6月6日 阪神3歳未勝利戦で勝利。
はじめての共有馬での勝利となりました。が、その後、1勝クラスで低迷、現状、島上牧場で休養中です。

地方馬主デビュー(19年7月~)


馬がつないだ縁をいただきまして地方競馬で代表馬主デビューをさせていただきました。大井ではアロンジェ(辻野厩舎)、園田ではリリープリンセス(南厩舎)です。
私淑する馬主の小林祥晃さんは、地方は公立校、中央は私立校と例えておられましたが、まさにその通りだと思います。
費用という点では違いはありますが、競馬に対する真摯な気持ち、これは公立校・私立校、関係ないですね。
これからも予算の許せる範囲で地方・中央いずれも出走できればと思います。

セプテンバーセールでヌーヴェルレーヌ18を落札(19年9月18日)


サマーセールなどでナムラタイタンなどを輩出した野坂牧場に注目、代表の野坂のひたむきな姿勢にも惹かれて、いつかセリで落としたいと思いました。
で、9月18日のセプテンバーセールでヌーヴェルレーヌ18を落札、初めてのセリで落札しました。
12月初旬時点では馬体重426kg程度と小柄ですが、なんとかデビューできればと思います。。

ミュアウッズ新馬勝ち(19年12月8日)


18年7月の牧場ツアー時での馬体重が540㎏、ノーザンFの方も「こんな大きいの初めて」と言わしめたカリフォルニアネクター17あらためミュアウッズ(社台GO)、HPでの更新のたびに馬体重600㎏越えて、「これ本当に大丈夫か?」と何度も思いましたが、『大型馬だけど動きが良い』(石橋脩騎手のコメント)という稀有な持ち味で新馬戦を圧勝。久しぶりの口取り&社台GO初勝利で嬉しいひと時でした!

さて、2020年

さて、2020年、とくに何勝、獲得賞金xxx万という目標があるわけでもなく、どの馬も無事に元気に走ってもらえれば、それでよいのですが、来年の愉しみを上げておきます。

3歳馬:イマジナリーラインデビュー


イマジナリーライン(18年募集、社台TC)、もともとはアーリーアメリカン17に出資したのですが、出資3か月後の10月、夜間放牧中に左臀部に重度の筋肉損傷となり運用を断念。かわって、5月生まれで牧場ツアー時はあまり見栄えのしなかったウォートルベリー17が秋にかけて良化しているようにみえたので、出資しました。2020年、第1回中山開催でデビュー予定です。

2歳馬:ヌーヴェルレーヌ18デビュー予定


来年では、やはり、これが一番大きいです。はじめてセリで落札して、尊敬する小笠先生に預託をお願いし、現在は田口トレーニングファームで育成中です。
ヌーヴェルレーヌ18、競走馬として命を与えられた以上、無事に走ってほしい、ただこれだけです。

ケンタッキーダービー


2020年5月2日、ケンタッキーダービーに参加予定です。日本の競馬をいろいろな角度から見てみようと、来年はケンタッキーダービーいきます。いまから愉しみです。

2019年の振り返り、2020年のデビュー、いろいろありました。やはり、競走馬である以上、思うように走ってくれないですし、引退という突然の別れもありました。でも、いろいろあわせても、競馬を愛する、そして競馬サークルをかけがいのないと思う気持ちは2019年変わらなかったと思います、2020年、同じようにいろいろ大変なこともあると思いますが、この気持ちはキープしたいと思います。来年もよろしくお願いします。


ヌーヴェルレーヌ18(19年12月6日 田口トレーニングファーム)

「ザ・ロイヤルファミリー」 馬主・マネージャーと馬が紡ぐ物語

「優駿11月号」の新刊紹介に掲載されていて、気になっていたので、読みました。
500ページもある大作ですが、読みやすくて、サクッと読めました。

一言で言えば、馬主・マネージャーと馬の物語です。

以前、何かの機会に、ストーリーを説明する場合は、縦の糸と横の糸をキチンと考えるべしということを習った記憶があるのですが、この本では縦と横がキチンとしています。

縦の糸は、馬です。主人公である来栖が親友に連れられて競馬場で中山金杯を勝ったロイヤルダンス、ロイヤルホープ、そして、ロイヤルファミリー、主役はあくまでも馬です。

横の糸は、馬主そしてマネージャーです。競馬小説の金字塔は宮本輝「優駿」であることは衆目一致するところですが、優駿の場合、牧場・馬主・騎手、それぞれの立場を描いています。で、この本では、あくまでも主役は馬主そして小説の語り手であるマネージャーです。とくに、マネージャーである来栖が、馬の継承、馬主の継承、2つの継承に欠かせない存在になっています。馬係ともいわれるマネージャーですが、そのマネージャーにスポットライトを当てるのは素晴らしいと思います。くわえて、第1部の主人公ともいえる山王耕造をして「馬を見る力のない俺は、人間に賭けるしかないんだよ。それだけのことだ」(p90)というように、毀誉褒貶はあるものの、馬主・マネージャーを中心に牧場、調教師、騎手、騎手、魅力的な「人間」が集まります。

そして、縦の糸と横の糸が紡ぐ物語は、継承だと思う。語り手の来栖はこう語ります。

過去から受け継いだバトンを、次の世代に引き継いでいく。馬たちの血の継承を陰ひなたで支えているのは、たとえその原動力が目も当てられない自己顕示欲であったとしても、馬主のみなさまであることに変わりありません。(p291)

馬の継承、そして、馬主の継承、こうしたバトンをつなぐ馬主家族とそのマネージャーの物語です。

基本的には実在しない名前、馬なので、定義としては「フィクション」です、ただ、たとえば、現役時代にG1を7つ獲得、種牡馬としても大成功した「ディクスアイ」→これはディープインパクト、7月初旬に行われる豪華絢爛なセレクタリアセール → セレクトセール、 北海道苫小牧市にある大手牧場「北稜ファーム」→社台ファーム、と、現実に存在するノンフィクションをモデルにしています。おそらく、馬主についても、取材された馬主をモデルにしているんでしょうね。ちなみに、実名で登場するのは、JRA、中山馬主協会あたりです。JRAならびに職員の方はとても好意的に描かれています。自分の所属する東京馬主協会でなく中山馬主協会であることがやや残念(まあ、ダービーじゃなくて有馬なので仕方ないですね)ですが、馬主協会にはこういう使い方があるのか、と発見がありました。

競馬の世界を全く知らないまま読むとちょっと戸惑う(たとえば、「管囲20cm程度の彼らの四肢はあまりにも脆弱です。」(p53)、管囲20cmは一口馬主にはお馴染みのタームですが、何も知らない人にはわからないのでは)、かつ、呼称 薫子さん(p281)、薫子さま(p438)が一致していないなど、やや粗削りのところもありますが、縦の糸と横の糸が紡ぎだす継承の物語は、それを補ってあまりあると思いました。オススメです。そして、自分はとくにマネージャーがいるわけでもなく、継承を考えているわけではないですが、過去から受け継いだバトンを次の世代に渡す、身の丈の範囲でやっていきたいと思いました。

覚悟の競馬論

国枝先生の新著「覚悟の競馬論」を読みました。

アーモンドアイから始まり、これまでの調教師生活、などいろいろと勉強になりました。
そして、このタイトルの「覚悟」は次の2点と読みました。

1.栗東と美浦の東西格差
 東西格差の要因は、1.立地の違い:競馬場に滞在する滞在競馬から当日輸送に代わっており、輸送の面では栗東が有利、2.調教施設の違い:栗東トレセンの山の斜面を利用した坂路の設置。
 調教師の免許は東西限らず同じ条件で与えられるにもかかわらず、現状では、栗東が立地、施設で優位にあり、フェアでないという主張は最もだと思います。
 免許が同じであれば、国枝師が指摘するように馬房も調教師が栗東と美浦、それぞれ持つのもアリかもしれないですね。
 日本は江戸時代から江戸と大阪が東と西の中心であり、それぞれが切磋琢磨するという流れがありましたが、21世紀になって、この流れはだいぶ緩くなった気がします、というわけで、東西にこだわる必要もないかもしれないです。
 

2.除外馬問題
 除外馬が増えた理由は、中央競馬の馬が増えているわりには、レース数は変わらないこと。約20年前の1997年の出走実頭数は7600頭、一方、2018年の出頭実頭数は約1万1400頭、約6割増えています。この増えた3800頭は本来は地方競馬の資源であったと指摘します。
 除外馬問題は本当に痛感しています、JRAも3アウトルール(新馬・未勝利で3走連続して9着以下の場合、2か月出走停止)を導入するなど玉石混交状態を抑制する施策をとっていますが、これは東西格差同様根が深い問題ですね。
 個人的には、地方競馬の振興はもとより、ハードルは高いとおもいますが、レース数を増やす努力も検討していただければと思います。

いずれにしても、日本の競馬界をさらに発展させたいという思いから、国枝師の「覚悟」があると思います。そして、そこからよりよく改善する議論が活発になることは素晴らしいことだと思いました。

ルガールカルム 桜花賞へ

一口、共有、いずれもはじめて自分の出資馬のルガールカルムがクラシック初戦桜花賞に出走します。

来週4月7日(日)阪神11R・桜花賞(G1・芝1600m)に登録しています。このレースはフルゲート18頭に対して、28頭の登録があります。本馬は優先出走権を有しており、除外の心配はありません。なお、鞍上は三浦騎手を予定しています。本馬は明後日3月27日(水)美浦TCに帰厩予定です。

まあ、正直言って、強豪ぞろいだと思います。ただ、いままでの傾向だと、スタートで出遅れず、自分のペースでいければ、十分勝機があると思います。三浦騎手に期待です!

さて、ルガールカルムから自分はいろいろ学びました。いろいろあるのですが、次のドラフトという点では、厩舎を上げたいです。

ルガールカルムもノーザンファームで外厩であるノーザンファーム天栄がメインです。外厩がメインなので、厩舎はそれほど関係ないのではと自分は思ってました。ただ、ルガールカルムに関しては、田村先生の強い思いが大きいと思います。

この思いを掘り下げると「同じ景色を見た」ということだと思ってます。

田村先生は、ルガールカルムをかつて自身が手掛けて、NHKマイルを制したメジャーエンブレムと「同じ景色」だったのだと自分は思います。

自分がこの思いを強くしたのは、ルガールカルムは、18年9月22日の新馬戦で圧勝したあと、次の11月25日ベコニア賞(500万条件)で6着と大敗しました。新馬戦で強くても、この大敗であれば、クラシックに進むのではなく、自己条件でコツコツやるという選択肢もあったはずです。

もちろん、クラブの意向もあるとは思いますが、田村先生は、ルガールカルムにメジャーエンブレムと「同じ景色を見た」と思います。

そこから、19年1月12日(土)中山11R・フェアリーS(G3・芝1600m牝馬限定)に投票するも無念の除外、でも、それでもあきらめず、1月26日(土)東京・クロッカスS(L・芝1400m)で自分はほぼ勝ったと思っている2位、そして、3月10日(日)中山・アネモネS(L・芝1600m牝馬限定・桜花賞トライアル)で優勝、桜花賞の切符を手に入れました。

さて、桜花賞がどうなるかわかりません、無事に走ってくれることを祈るのみです。でも、ここまで駒をすすめることができたのは、やはり、田村先生の「同じ景色を見た」ということが大きいと思うのです。というわけで、そろそろ2019年のドラフトも近づいてますね、できれば、「同じ景色を見た」先生の馬に出資することを検討したいです。