奥の深い東京ダート1600メートル 今週の出走
今週は、2月17日(土)、18日(日)、2両日とも東京競馬場で観戦でした。
17日(土)は、一口出資馬イーグルフェザーの白嶺Sの応援、あわよくば口どり。18日(日)は、フェブラリーステークスの観戦です。
いずれも共通しているのは、東京 1600m ダート という条件です。
イーグルフェザーがこの条件で一番走ることから、この条件についていろいろ考察してきました。
やっぱ、この条件は深いですね。
ここにも触れたとおり、自分は東京競馬場が一番愛着のある競馬場ということもあり、東京馬主協会に所属しています。で、この東京競馬場の華はなんといって日本ダービー、天皇賞(秋)、ジャパンカップの2400m 芝ですが、自分はこの1600m ダートに限りない愛着を感じています。
このコースの魅力は、一言でいえば、馬の力、騎手の力、調教の力、すべてが結果につながるとおもってます。たとえば、ダート1300m,1400mの場合、最初のスタートが出遅れると、手遅れになるケースがそこそこあります。でも、1600mの場合、致命的な出遅れにならない限り、挽回できるチャンスはあります。
そして、最大のポイントが、第4コーナーからの最後の500m強の直線、ここが最大の見どころで、仕掛けるのが難しい。残り2ハロンくらいで仕掛けても、差し切れない場合も多いし、かといって、遅すぎても届かない、どこで仕掛けるか、この微妙な匙加減が騎手の腕の見せ所と思うのです。まさに、人馬一体となった総合力勝負の奥の深いコースです。
で、まず、土曜日のイーグルフェザー、前走の1400mダートでは、スタートも難なくこなし、4コーナーすぎて、外枠から最後の追い込みで大健闘の2着、今回の得意の1600mでオープンに昇格と思いきや、懸念材料であったゲートでチャカつき、最後の追い込みもきかずに9着、残念ですが、これも競馬ですね。
そして、翌日のフェブラリーステークス、前回の中京でのチャンピオンズカップでのムーア騎手のあまりにも見事な追い込みもありゴールドドリームが一番人気。4コーナー過ぎたところから、このゴールドドリームが首位に立ち、のこり1ハロンで差し切れるかもと思った矢先に、大外からきたノンコノユメ、まさに、「どこで仕掛けるか、この微妙な匙加減が騎手の腕の見せ所」、内田騎手の素晴らしい騎乗でした。ちなみに、イーグルフェザーの2015年11月の新馬戦、同じく東京ダート1600mですが、このときの騎手も内田騎手、素晴らしい末脚で勝利でした。
で、東京ダート1600m、どう攻めるか。馬のコンディションももちろんですが、騎手も大きな要素ですね。そういう意味で、フェブラリーステークスの内田騎手は見事でした。