2018年の振り返りとダービーパラドックス

はやいもので12月ももう後半、残りは、ホープフルSのみとなりました。

自分の1年を振り返ってみると,今年は9月の3週連続勝利(ヴェルスパー、ルガールカルム、フィルムフェスト)、イーグルフェザーのオープン入りなどよいニュースもいろいろありました。来年も応援にはいけませんが、ルガールカルムが1月12日(土)中山・フェアリーS(G3・芝1600m牝馬限定)に挑戦予定で、来年も年明け早々から楽しみです。今年は、中央オーナーズのデビューでしたが、ムニアインをはじめとして結局勝てませんでした、来年こそはぜひ1勝したいです。

ついでに、先日、「ダービーパラドックス」を読みました。
Numberでもお馴染みの島田明宏氏の競馬ミステリーです。
競馬ミステリーというと、本家イギリスの騎手から小説家に転向したディック・フランシスですが、日本版かもしれないですね。
で、いくつか読み方があると思います。
まあ、正直、ミステリーとしては、松本清張「点と線」あたりの緻密なトリック・伏線回収というわけではありませんが、自分は競馬小説として楽しみました。とくに、普段は競馬マスコミとはあまり接点がないので、競馬記者がどのように考え、行動しているか、その視点は学ぶ点がありました。で、最後の高橋源一郎氏の解説もイイですね。

そうだ。「競馬」は、もともと「物語」なのだ。誰だって、そこに入ることができる。
「物語」に無縁な人間はどこにもいないのだから。

元文学青年の端くれとして、その昔、彼の作品を読んでました。そして、インテリゲンちゃんの片鱗がうかがえるよい解説でした。次回も読んでみようと思います。

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