マルーンベルズ勝利と勝利の女神
さてはじめての愛馬命名となったマルーンベルズ東京5R3歳未勝利で勝利しました。
社台TCのレポートより。
2月2日(土)東京5R・3歳未勝利(芝1800m・牝馬限定)戦に戸崎騎手54kgで出走、馬体重454kgでデビューしました。スタートを決め、先頭から6馬身ほど後ろのインで落ち着きました。道中の走りはスムーズで、3列目のインで直線に入りました。400mを切ったあたりで少し外へと進路を取り、前があいて騎手が追い出すと瞬時にアクションが大きくなりました。残り200mからの伸びが鋭く、馬群の間から抜け出して先頭でゴール、既走馬を相手にみごとなデビュー勝ちを収めました。勝ちタイムは1分48秒7、2着とは1馬身1/4差でした。
レース後、戸崎騎手は「追い切りでは終いの伸びがイマイチで、レース前は使ってからかなと思っていました。ゲートの扉に少しビックリするかもしれないという心配もありましたが、練習と同様に実戦でも問題ありませんでした。道中は乗りやすく、狭いところでもスムーズで、直線の弾けっぷりも良かったです。芝の実戦でこその馬だった、ということですね」と、また萩原調教師は「調教は目立ちませんでしたが、実戦で変わりそうな気がしていました。周りを気にすることもなかったですね。このあとはもう少し手元に置いて様子を見たいと思っています」と話していました。
今日は現地応援できなかったので、ビデオで観ましたが、第4コーナーをまわって、馬郡に呑まれそうなところでしたが、戸崎騎手が上手く追い込みましたね。馬の素質もさることながら、戸崎騎手の腕も今回の勝利につながっている思いました。ありがとうございました!
で、相手関係から京都に遠征したヴェルスパーは惜しくも2位。。
こうなると勝利の女神とは何かと考えてしまいますよね。
マルーンベルズは、萩原調教師、戸崎騎手も「レース前は使ってからかなと思っていました」というコメントのように、正直、勝利をイメージしていなかったと思います。自分もそうでした。でも、勝ちました。
ヴェルスパーもしかり、未勝利でなかなか勝ち上がれない馬もしかり、勝つために最大限の努力をしても、勝利の女神が微笑まないケースはたくさんあります。
まあ、勝ちたくても勝てない、勝つとはおもってなかったけど勝つ、こうした番狂わせがあるのも競馬の魅力かもしれないですね。馬券的にはおいしかったのですが、ひよってちょっととしか買わなかったのが悔やまれてなりません。
さて、勝負の極意について、故米長邦雄永世棋聖はこう語ってます。
勝負も商売も同じですよ。運、鈍、根、この3つが大事だ。世の中には、運と根の大切さに気付いている人はたくさんいる。でも、鈍ということをわかっている人は少ないです。
米長邦雄「運を育てる」
勝利の女神はいつ微笑むかわからない、だからこそ重要なのは、運、根、そして鈍なのかもしれません。
とにかく、マルーンベルズ、今後も無事に走ってもらいたいです。