今年の1歳セールに思う

さて、社台ドラフトと並んで、昨年から取り組みを開始したのがセリです。

もちろん、セレクトセールのような安くて2~3000万円という世界はどうあがいても手が届きませんが、1歳セールの8月に開催されるサマーセール、9月のセプテンバーセール、10月のオータムセール、このあたりは価格にもよりますが、何とか手が届く範囲で、昨年はセプテンバーセールでヌーヴェルレーヌ18を落札しました。今年以降も機会があれば落札したいと思っています。

で、このセリ、去年と今年で大きく景色が変わりました。今年は、2歳馬のJRAブリーズアップセールはメール入札、北海道トレーニングセールは中止・一部サラブレッドオークション。そして、6月5日の千葉セリもサラブレッドオークションでの実施が決定、1歳馬のセレクションセール、サマーセール、セプテンバーセール、オータムセールも通常セリかオンラインセリかを検討するようです。

まず、個人的には、オンラインのセリは賛成です。とくに、1歳馬のセリ会場は静内で、千歳から2時間、セリ時には無料バスもありますが、やはり、札幌とくらべて会場までの道のりが長い、かつ、日程もサマーセールの場合は4日と長いので、これをオンラインでできるようになれば、会場にいく必要はないですし、静内までいけない購買者のすそ野を広げる点ではよいと思います。

ただ、社台ドラフト&2歳セールと1歳セールのちがいは、前者の場合、原則、厩舎とセットになっていますが、後者の場合、厩舎&育成牧場を探して決める点にあると思います。とくに、近年、中央も預託がタイト、地方も一杯というケースが多くあり、自分のような弱小馬主にとって、預託先が見つかるか、ここがハードルと認識しています。自分があまり頭数を増やさず、身の丈でやるのもこれが理由でもあります。ということで、1歳セールの場合、単に買えば終わりではなく、厩舎・育成先まで決めて、みんながハッピーになることを目指す知的ゲームと言えるかもしれません。

で、今年の1歳セールはどうするか? 月並みですが、やはり、コミュニケーションなんだと思います。物理的なセリの場合、一度会して話し合うことができますが、オンラインではできないので、マメにコミュニケーションをする、これに尽きるのではないでしょうか。今年の1歳セール、新しいスタイルでの出会いを楽しみにしたいと思います。

 

 

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