
逆境にツキを見出す フレフレサッチーとマリアブレス
さて、最近思うのですが、一口馬主・馬主における「ツキ」は、麻雀の「ツキ」に近いモノがあるのではないかと。
馬も麻雀も共通しているのは、「運」に左右されること、馬の場合、やはり、馬と会話できるわけでないので、どの馬が走るのか、やはり、よくわかりません。なので、走る走らないも「運」によるところが大きいかと。麻雀も同じで、どの牌を引くか、基本は「運」によるところが大きいと思います。
で、地方競馬の話です。最近は、共有ながらも代表馬主をつとめている馬が何頭かいて、20年8月17日は自分にとってメモリアルな日でした。その日は、3頭が出走しました。
- トミケンビディー (辻野厩舎) 大井1R
- フレフレサッチー (牛房厩舎) 浦和7R
- メリーミー (寺田厩舎) 大井4R
普段は滅多に優勝することはないのですが、なんとトミケンビディー、フレフレサッチーが優勝、1日に2度も優勝という何ともレジェンドな一日でした。

滅多にないという点では、麻雀でいったら国士無双までいかないまでも四暗刻あたりでしょうか。正規分布でいえば、滅多に発生しない2σの世界ですね。
が、こうしたツキはいつまでも続きません。トミケンビディーは無事ですが、浦和のフレフレサッチー、レース後の歩様がおかしいとの連絡。先日、豪雨の影響もあって、砂が流れて、砂のクッション効果が落ちているのも一つの原因かもしれないようで。で、フレフレサッチー、翌日検査の結果、右前の球節部分の種子骨の骨折、競走馬として致命傷で、現役続行は断念です。勝利のよろこびから一気に逆境に立たされました。
麻雀の格言に「逆境にツキを見出す」(桜井 章一『ツキの正体―運を引き寄せる技術』)というのがあります。逆境のときこそ、別の視点でみる、別のことをやってみる、これがツキを持続すると。
で、この逆境で自分の一手がサラオクです。浦和に移籍できて、値段もそこまで高くない(最近のサラオクは高いですが。。)、自分なりに頑張った結果、マリアブレスを落札しました。8月20日落札、8月22日浦和輸送、チームサッチーで逆境にツキを見出す作戦です。

まあ、この一手が全くダメで、この馬が全く走らない可能性も十分あります。それは仕方ないですね。ただ、フレフレサッチー、はじめて浦和で勝利を導いてくれた記念すべき馬、残念ながらサッチーは現役続行はかないませんでしたが、その思いをマリアブレスに託したいと思います。
人がいて 馬がいて そしてまた人がいる、メイショウの松本オーナーの金言です。自分もサッチーで馬にかかわる縁をいただきました。マリアブレスもまたその縁をつなぎたいと思います。サッチー、お疲れ様、マリアブレス、頑張れ!