馬主の愉しみ

 7月初めから海外にいっていたりとバタバタしてましたので、久々の更新です。

先日、読んだ本が「馬主の愉しみ ランニングフリーと私」、出版されのは1991年なので、いまから30年ほど前、昭和から平成になったころです。競馬でいえば、オグリキャップ登場、競馬ブームのときですね。こういう本は神保町の古本巡りなんかでしか出会えない本ですが、Amazon経由が買えました、便利な時代ですね。

さて、著者の藤島泰輔氏は、もうお亡くなりになられていますが、多方面で活躍された方で、現在との接点でいえば、ジャニーズのジュリー藤島氏の旦那様ですね。彼はたまたま馬主資格を取得し、持った馬ランニングフリーが、昭和60年の3歳でデビューし、平成3年の9歳で引退するまで47戦7勝、天皇賞も7回挑戦したという「無事是名馬」を地で行く馬となり、この本はそのランニングフリーとのエピソードが中心となっています。

 藤島氏にとって、「馬主の愉しみ」とは何か? もちろん、馬が勝ってもらいたいというのもあるのでしょうが、自分の理解では、馬を起点にしたコミュニケーション・社交だと理解しました。フランスにも拠点をもつ藤島氏にとって、馬を持つことは、フランス社交界のチケットのようなもので、馬を通じた人とのコミュニケーション・交流に「馬主の愉しみ」があるのではと思いました。同じ馬主といっても、自分の住んでいる世界と随分違いますが。。

 さて、自分のとって「馬主の愉しみ」とは何か?についても考えてみました。まあ、投資の一部ですし、勝ってちゃんと賞金を稼いでもらいたいというのはあります。くわえて、最近の興味・楽しみは、馬をどう配合して、育成して、万全な状態でレースに送り出すか、かなあと。経営に近いことをやっていると、どうやって人材を育成するかに興味があり、競走馬の育成と人材の育成は似ているなあと思います。いまは、預けるだけですが、共有馬主で結果がでてきたら、将来的に一頭持ち、育成についてもやってみたいですね。ま、焦らず気長にやりたいと思います。

馬主の愉しみ―ランニングフリーと私
馬主の愉しみ―ランニングフリーと私 藤島 泰輔

草思社 1991-09
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