ヴェルスパーのこと kengokeibaレターvol.6

 さて、個人所有馬で脱タイムオーバー&1勝というのが当面の目標ですが、舌の根の乾かぬ内にファンドの話です💦

 21年2月20日(土)4歳以上2勝クラスでサンデーR出資馬ヴェルスパーが勝利、今年出資馬の初勝利です。ミルコ騎手、いい騎乗でした。最後まで脚を溜めて、大外から一気に差し切る、ヴェルスパーの脚を活かした素晴らしい騎乗でした。

 さて、このヴェルスパー、ファンドの規定で6歳3月末で牝馬は引退です。今回の勝ちっぷりが鮮やかだったので、陣営としてはもう1戦、検討していたようですが、体調も万全といえず、これで引退・繁殖入りです。競走成績は、20戦して、3勝、2ケタ台は19年11月23日の15着のみで、残りはすべて掲示板、孝行娘でした。

 血統的には、祖母はディープインパクトの母でもある偉大な繁殖牝馬ウィンドインハーヘア、父はロードカナロア、ノーザンファームがこれからも血をつなぐ基幹繁殖牝馬の1頭になりそうですね。今年はエピファネイアあたりをつけるのでしょうか、もちろん、初仔に出資したいですけど、価格は上がりそうですね。

 そして、自分にとって、ヴェルスパーは「人」ともつなげてくれました。18年9月15日 古作特別勝利での口取り、隣の2人の子供は大学同級生の子供でこれがきっかけで馬が好きになりました。たしか、その年末、はじめて参加した社台の謝恩パーティーでヴェルスパーの出資者とヴェルスパー談義を交わしたのも懐かしい思い出です。

 「人がいて、馬がいて、そしてまた人がいる」 メイショウでおなじみの松本好雄オーナーの座右の銘で、自分にとってヴェルスパーはそんな存在でした。

 もちろん、個人所有馬だと、生産牧場、育成、調教師、厩務員、騎手などあらゆる面で接点があり、ファンドはそこまでの面はありませんが、ともに愉しむ仲間はいいものだと思います。クラブは漢字にすると、倶楽部、倶(とも)に楽しむ部、ですからね。

 残念ながら、去年からのコロナ禍で口取りなどできませんが、コロナも落ち着いて、また、仲間と倶に楽しむときを楽しみにしたいと思います。ありがとうヴェルスパー!

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