ダービーディの記憶 2021年版 kengokeibaレターvol.21
週に1度程度、kengokeibaレターとして今週の出走と競馬にまつわる話を気ままに書いています。今回は21回目、ダービーディの記憶 2021年版です。
さて、明日5月30日は日本ダービーです。昨年は、たしか、この時期、医療従事者への感謝を目的に東京上空をブルーインパルスが飛行し、それは見事な飛行機雲でした。そして、ダービーは、「飛行機雲」を意味するコントレイルが勝ちました。こういう全く関係ない事象に「サイン」を見出して勝ち馬を推理するのも競馬の愉しみではないでしょか笑
あれから1年、ワクチン接種が増えてきたといえども、状況は大きく変わりません。海外からの変異株の感染も増加し、外食・海外渡航も自粛、相変わらずステイホームな日々です。一方で、競馬に限って言えば、数少ない成長産業です。中央競馬は固より、地方競馬では20年度の馬券売り上げは前年比30%増加、中央競馬は土日、地方競馬は基本平日開催なので、基本はネット投票、キャッシュレスです。
もうだいぶ前の話ですが、大学でインターネットを研究していたとき、ネットのメリットについて、3つの制約を取っ払うという論文を読んでなるほどと思いました。その3つとは、1.距離:ネット投票であれば日本をだけではなく世界中で投票できる、2.時間:システムが稼働している限り、原則いつでも投票できる、3.リソース:システムとして用意しておけば、人を配置する必要ない、そういう点で、ネット投票は実に「インターネット的」といえるかもしれません。
そして、「インターネット的」な仕組みが行き着く先が小売にみられる「ショールーム化」ですよね、実際に店に行って、試用してみて、店舗では買わず、アマゾンで注文する。馬券の場合は、発売元が決まっているので、収益構造は大きく変わらないですが、何のために競馬場にいくのか?あるいは、場外馬券販売所(WINS)の役割は?といったことが、問われてくるように思います。
WINSについて自分はあまり行かないのでわかりませんが、競馬場の場合、とくに、新潟競馬場のような地方の場合、夏のアミューズメント施設のような役割でもありますよね。仮面ライダーショーがあったり、出店があったり、家族で楽しく1日過ごせる場所でもあります。という意味で、馬券はネットで、競馬場はショールーム・アミューズメント施設という棲み分けなのかもしれません。来年のダービーは、アミューズメント施設として歓声が復活することを祈っています。
One more thing 昨年、所有馬ピロコレーヌがデビューするという話をしました、結局、デビューは2月の新馬、ブービーの14位、中央では通じず、引退となり、夢が現実になりました汗 今年は気を取り直して、クレヨンルージュ19あらためクレヨンピロチャンで脱タイムオーバー&勝利を目指します笑